退院後

今までの子供写真ブログ、つなぐユメは、少しお休みし、
検索ワードで、ここにたどり着く人が、少しでも少ないことを祈りつつ、
万が一、ここにたどり着いた人に、何かを伝えることができたらと思い、
たった数日で味わう、出来事を書き記そうと思います。




夜中に目覚めて、寝つけなかった入院中。

残された短い時間、
同じような思いをされた方のブログを見させていただいたりして、
何かできることはないか、参考にさせていただいたりして、いろいろ考えました。

退院日が友引だったこともあり、
我が子を連れて、一日家で過ごせる時間がありました。

帰宅して、すぐに、お布団を作りました。
お布団と言っても、白い布に、かわいいケミカルレースをつけただけですが、
病院用の綿(?)とガーゼで作られ、血液がついたお布団を見て、
なんとなく、キレイにして、見送ってあげたいと思ったのです。

そこに、夫が用意していたガーベラを入れ、
お布団の下に、保冷剤を入れ、1時間おきにかえました。

両親たちが帰り、横になるように言われましたが、
安静にしなくては…と思いつつも、今日だけは…と、
自分の体にムチをうって、
夫に留守を任せ、買い物へ出かけました。

シルバニアファミリーの洋服を、赤ちゃんに入れてあげたかったのです。
サイズはピッタリでも、もちろん、着させてあげることはできません。
でも、お布団の上に、おいて、持って行ってほしいと思ったのです。

買い物中、7cmほどの(正確には7,5cm)のクマのぬいぐるみのキーホルダーを見つけました。
この子の重さを忘れないように…中身も20gピッタリにしよう…と、購入。
帰ってからはかると、実際には6g足りなかったので、綿をたして、20gピッタリにしました。

買い物に出た理由はもう一つ…小瓶を用意したかったのです。

病院でも、骨は残らないと思うと言われていましたが、
灰でもなんでも、万が一残ったら、連れて帰れる…
そう思って、小さな小さな小瓶を探しに行ったのです。

こんな買い物は、おそらく夫にはできません…。

3人の子供たちが、うるさく、にぎやかに過ごしていたおかげで、
家に帰ってからは、自分を取り乱して泣くことはありませんでした。

子供たちが寝てしまった後、夫と二人、いろいろな話をして、
お線香をあげ続けました。

こんなに夫と話をしたのは、ものすごく久しぶりでした。

何もしてあげられない…
今できるのは、お線香をあげ続けることだけだと、
手術&退院当日に、徹夜をするという、安静のあの字もない行動をとることを選びました…。

色々なところへ連れて行ってあげたかった…
たくさんたくさん、写真を撮ってあげたかった…

そんなことを、夫と話したりしていました。

いつしか買ってあった、カメラ柄の折り紙の存在を思い出し、
夜中の3時から、鶴を折り始めました。

撮ってあげられない代わりに、せめて、
カメラ柄の鶴を一緒に連れて行ってもらおうと、
昼近くまで、折りつづけました…。


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赤ちゃんの写真を撮ることは、気が引けていましたが、
折り紙を折りながら、
たった、一枚だけ、写真を残そうと思いました。

誰も見ることのない、私たち家族だけの特別な一枚にしよう…

赤ちゃんが無事に生まれたら、たくさん、撮るはずだった、
まだ、全然活躍の場がない、5Dsで、
本当に、たった一枚だけ、撮影しました。

そして、棺という箱に入ったままだけれど、
この6人、最初で最後の家族写真を撮り、
すぐにプリントして、家族写真も一緒に連れて行ってもらいました。

いつも騒がしく、うるさく、ゲラゲラ笑っている…
そんなにぎやかな家族のままの写真を残したくて、
みんなはいつも通り…
私は思い切り泣きながら、精いっぱい笑って写りました。
私だけ、徹夜明けで、泣き腫らした目で、ひどい顔をしていたけれど、
我が家らしい、家族写真でした。

写真を撮り始めて、7年。
今まで、ただの一度も、
夫は、私の撮った写真を褒めたことがありませんでした。
いいねも、すごいねも、おめでとうも、ただの一度も言われたことがなかったのに、
この家族写真を見て、はじめて、
夫に、「いい写真だね」と言われ、また、涙しました…。

つづく。




少しでも、同じような経験、不安を抱いている方に、何かを伝えられるようにと、
ブログランキングに参加してみました。

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by dosanko-mama | 2015-09-25 01:58 | 稽留流産 | Comments(0)